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9. 高崎工場新築・高崎営業所開設

■昭和59年
本社冷凍食品工場建設(3階建て)
急速冷凍設備(CPF:カプセルパックフリージング)導入。
これは大手商社と冷凍食品専門の開発会社の共同開発第1号機で、これ以後冷凍麺に本格参入する。
また昭和59年群馬県榛名町に高崎食品工場を建設する(1000坪)。
それまでは販売物流上、十日町からの出荷は、冬期においてはどうしても雪のハンディキャップがあり、納期遅れなど支障をきたすようになっていた。
それゆえ雪のない地方に出荷の中継点を持つことが急務となり、また併せて本社の餅生産ライン(毎日25俵の能力)の手狭もあり、生産工場の建設の必要性に迫られていた。
高崎工場は、餅工場で建設したが、餅の不需要期(1〜8月)対策が大きな課題となり、その間採算面で卸部門に助けてもらう形となる。
先代会長は70歳を過ぎて、高崎工場という多額の投資を行ってくれた。 そのチャレンジには相当の勇気があったと思われる。将来経営の中枢を担う若手を信じて先行投資を行ってくれた期待にも応えるべく、餅の不需要期対策、そして年間安定雇用のため、英知を結集し、その打開に向けて知恵を絞る。

昭和58年/群馬県椿名町 高橋朝江氏 坂田領夫人
高橋氏は当社元専務坂田忠平(坂田領実弟)氏の戦友で、
榛名町の土地確保にご尽力


「高崎食品工場完成」祝賀パーティー社長ごあいさつ

十日町市は全国屈指の豪雪地帯で、冬の交通事情は良くなく、本社工場の機能のみではお得意先の要望に応えられないと判断、いろいろ検討した結果、次のような条件が満たされたので、ここに高崎食品工場を建設した。

1.東京を中心とした首都圏という大消費地を背景としている。
2.交通の要衝である。
3.敷地に近接して5m道路が建設されるなど立派な都市計画がある。
4.緑と太陽に恵まれ、しかも榛名町はキリンビールが進出したように
  良質の水が確保できる、食品工場には最適の地。
5.榛名町をはじめ地元政、官、そして住民の方々の絶大の協力が
  得られた。

昭和59年/高崎食品工場 竣工祝賀会 坂田会長のあいさつ

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